この記事では、社内ニートを克服中の社会人2年目の私が社内ニートになってしまった時の対応策について解説していきます。
仕事がもらえずに苦しんでいる若手社会人に少しでも改善のきっかけになればと思い、本記事を執筆しました。
というのも、先日Twitterで社内ニートに関するツイートをしたところ、思った以上の反応があったので、社内ニートで苦しんでいる方がたくさんいると感じたためです。
社内ニートマジで死ぬわ。社会人になって忙しくなることへの対策は何度も考えたけど、まさか私が社内ニートになるとは思ってもみなかった。
— Mako@限界ペンギン (@Mako_career) May 14, 2021
したがって、
社内ニートの現状をなんとかしたい。
暇過ぎて将来のキャリアが不安で仕方がない。
このような方に向けた記事となっております。
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社内ニートとは
そもそも、社内ニートとはどういった状態のことを指すのでしょうか。
私は過去の経験から下記のような状態を社内ニートだと考えています。
- 仕事がない
- 誰からも作業が任されない
- 1年以上行っている業務が変わらない
- スキルの身につかない業務ばかり任される
みなさんも思い当たる節はあるはずです。
したがって、私は社内ニートを仕事が少ないだけでなく、与えられた仕事も単純な業務でキャリアを築くことができない最悪な状態だと定義しております。
飼い殺しとは、まさにこのことですね。
Twitterの社内ニートへの反応
社内ニートの実情を具体的に把握するために、一部Twitterから社内ニートに関する話題のツイートを引用しました。
どのツイートの恐ろしいです。
社内ニートだった頃、丸一日除草剤を撒いていた時がありましたが、天職だと思いました
— 個性の強い無能 (@pHRSkagyxl6LIDb) May 18, 2021
自動車メーカー3年目の社内ニートの1日でわろてしもた
— ふー (@t_sm_act) May 17, 2021
メンタルがすごい pic.twitter.com/X4k8vqkPa6
社内ニートが生まれる原因
次に社内ニートが生まれてしまう原因について考えていきます。
超絶ブラック企業で働く方を除いて、多くの社会人は社内ニートを望んでいはいないと思います。
では、なぜ社内ニートは生まれてしまうのでしょうか?
- 会社側の原因
- 本人側の原因
2つの観点から理由について探っていきます。
会社側の原因
会社側の原因として、大きく人材育成の仕組みが確立していないこと・適切な人材配置ができていないことの2点が考えられます。
1つ目の人材育成の仕組みが確立していないことは、「新卒入社の社員がどのようなキャリアパスで人材開発をしていくのか」という仕組みが確立していないことを指します。
したがって、周りの社員も
- どのような仕事を新卒社員に任さればいいのか?
- どのようなタイミングで大きな仕事を与えるべきなのか?
- 覚えの悪い社員にはどのようなフォローアップをしべきなのか?
が分からないのです。結果として、新卒社員には降りてくる仕事は単純作業、もしくは仕事が降りてこない状況が発生するのです。
新卒社員の立場からすると、非常にこれは困ります!!
2つ目の適切な人材配置ができていないことについては、急拡大している部署でたびたび起きます。
これは人事・事業部が必要な人材を明確に定義していないことが原因で、高いスキルが求められる環境にスキルのない社員が送り込まれるなど、人材のミスマッチが発生することを指しています。
必要なスキルに達していない社員に仕事が任されることは稀なケースであるため、仕事が徐々に減少していくのです。
この2点が会社側の主な原因と考えられます。
本人側の原因
会社だけでなく、社内ニート本人にも原因はあります。
- 任された仕事に期待以上の成果を出していない
- 積極的に周りとコミュニケーションを取ろうとしない
- スキルアップの努力を怠っている
など、仕事が任されないような状況を本人が無意識で作り出してしまっている可能性があります。
もちろん、いくら自分が努力をしたとしても、会社の仕組み化ができていない段階ではどうにもならないことはあります。
ただ、会社の判断を個人が変えることはできないので、少なくとも自分で変えることができる点については努力をしておいた方が良いと思います。
社内ニートになったら開き直りが大切?
社内ニートに関する情報をGoogleで調べると、「開き直りが大切」という主張のサイトが多くあります。
みなさんはこの主張をどのように考えますか?
私はこの意見に否定的です。
理由は主に2点あります。
実は仕事があるかもしれないため
先ほど述べたように、社内ニートになってしまう理由は主に会社側の原因と本人側の原因の2つがあります。
社内ニートの状況を開き直って改善しようとする姿勢をやめてしまうことは、この本人側の原因の可能性を無視することになってしまいます。
改善の姿勢を見せた上で現状を変えることができない場合は、開き直って副業や転職準備などした方が良いと思いますが、いきなりはマズいです。
実際は仕事があるかもしれません。
したがって、
まずは本人側に原因が本当にないのか?
を考えて、自分で変えることができることは努力した方が良いです。
会社での評判がガタ落ちするため
周りが真剣に仕事をしている中で、開き直って自分のやりたいことをやると会社での評判はガタ落ちします。
副業・転職準備を行う上でもせっかく今いる環境を無駄にしてしまうのはもったいないです。今いる環境の人脈で新しい職場を見つけることができるかもしれませんよ。
また、今後のキャリアを同業種・同業界で進めていきたいと思っている人は、少なくとも会社での評判を落とすような振る舞い方はしないほうが良いです。
悪い評判は会社を超えて広まっていくものです。
したがって、今の職場から離れるにしても良好な関係のまま離れた方が良いです。
言い換えると、たとえ社内ニートであってもネガティブな態度は出さずに会社には好意的なスタンスでいるべきです。
それは会社のためでもなく、自分のためです。
社内ニートから抜け出す方法
最後に自分が実践した社内ニートから抜け出す方法について解説します。
これから解説する方法は、私の上司が私に紹介してくれた方法で非常に有益な方法です。
仕事を自分で作り出す
仕事が与えられないのであれば、自分から仕事を作り出してみてはいかがでしょうか?
下記の4つのプロセスを踏むことで、仕事は簡単に作り出すことはできます。
私も社内ニートだったときにこの方法を上司から教えてもらい、仕事が増えていきました。
まず、1つ目のプロセスは仕事の課題を発見するになります。
これは日常業務であなたや上司が感じている課題感を発見する作業になります。
「社内ニートで課題が見つからない!」という人は、仲の良い同僚に「どのようなことに困っているのか」を聞いてみましょう。ほとんどの人は快く答えてくれるはずです。
ただ、できれば裁量権のある上司に直接聞いた方が良いです。若手社員の悩みは、その人自身に原因があることが多いので、参考にならないことが多いためです。つまり、改善した時のインパクトが弱いのです。
2つ目は、解決策を見つける・解決策を準備するです。
1つ目のプロセスで見つけた課題に自分なりの示唆を加えて解決策を見つけてみましょう。
私のケースだと、ミーティングの進捗共有が非効率的であるという課題に対して、進捗状況を事前にプレゼンなどにまとめてもらうなどの解決策を考えました。
この際に大切なことは、解決策に加えて手段も提案できる状態まで準備しておくことです。
私は先の課題に対して、フォーマットの作成・コミュニケーションプランまで綿密に作成して、いつでも私の解決策でスタートできるように用意しておきました。
誰も解決策を出していない時点で、誰もやりたくない仕事である可能性が高いので、準備までしておきましょう。
3つ目は、解決策を上司に提案するになります。
自分で解決策から手段を用意しているので、上司も話は聞いてくれるはずです。
多くの社員は課題(愚痴)しか言いません。多少優秀な人でも解決策です。しかし、あなたは解決策と手段までも用意しているので、それだけであなたに対する評価は上がるでしょう。
仮に、あなたの提案が通ればあなたが主体となって解決策を実行していくことができます。あなたが解決策を提案したので、一番詳しい人間だと思われているためです。
これで当分の仕事は確保できるはずです。
一方で、提案が通らなかった場合は、どのような点がダメだったのかを聞き、プロセス1に戻りましょう。
4つ目は、これまでのプロセスを繰り返すです。
1から3までのプロセスを繰り返していくと、課題を発見できる量が増えていき仕事を容易に増やすことができるようになります。加えて、上司もあなたを評価し始めるので仕事を任せるようになります。
この2つの好循環に入ると、自分でやりたい仕事を選ぶことができるようになります。
これは自分のキャリアを自分で切り開くための一歩となりますので、早くこの好循環に突入した方が良いです。
自分の専門性を上げる
社内ニートから抜け出す方法の2つ目は、自分の専門性を上げるになります。
1つ目に紹介をした「仕事を自分で作り出す」と同時並行で行うと良いでしょう。
専門性を上げるためには、Udemyなどのオンライン講座で業務スキルを高めるのも良いですし、隙間時間に読書をするのもいいでしょう。
会議や上司との会話で理解できないという状況を抜け出すまで専門性を上げていきましょう。
自分の専門性を上げる目的は、仕事を獲得するためであって娯楽のためではないはずです。
この点を踏まえて自己研鑽を続けていきましょう。
それでも厳しい人は、、
結局、現状を打破することができなかった。
色々頑張ったけど誰も耳を貸してくれなかった。
という方は、部署異動・転職のいずれかを行いましょう。
ほとんどは先ほど述べた方法で解決できると信じておりますが、組織によってはひどいところもあるので仕方がありません。
大人しく脱出しましょう。
自分で退職を言い辛いという方は、退職代行サービスもありますのでストレスフリーで退職することもできます。
退職代行を使うことをおすすめしたくありませんが、ここまで来ると相当メンタルがやられているはずですので、使ってみても良いと思います。
まとめ
私は社内ニートになった際には、開き直りよりも早急に脱出するための努力を始めることをおすすめしました。
開き直りをするには簡単ですが、今いる職場・キャリアを無駄にしないためにも、自分でできるだけの働きかけを行った方が良いです。
いずれにしても、社内ニートを続けているとキャリアを築く機会を失うことになってしまうので早急に改善しましょう。
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