この記事では、これまで50人以上の就活生から就活相談を受けてきた私が、学生からよく受ける就活相談の内容・学生が社会人にしたほうが良い就活相談の内容について解説していきます。
この記事を読むことで
- 就活生が行うべきでない相談内容
- 就活生が絶対に相談すべき内容
を理解することができます。
したがって
社会人に質問する際にどんなことを意識すればいいの?
せっかくの就活相談。できる限り、有意義なものにしたい!
このような就活生の疑問に応えていきたいと思います。
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・就活相談を誰にもできない学生が「今すぐに」行うべきこと
就活生から相談されるよくある内容
私は学生から就活相談を受ける際に、必ず聞かれる内容として下記の3つがあります。
もちろん、就活の時期によって聞かれる内容は変化しますが、大きくまとめるとこのような感じになっています。
- 私のキャリア観
- 自己分析のための壁打ち
- 入社後のギャップ
では、詳しく紹介していきます。
私のキャリア観
私に関するキャリア観、「なぜ今の仕事を、今の会社を選択したのか?」「ベンチャー企業ではなく、大手企業へ就職した理由はなぜか?」「どうやって自己分析を行ったのか?」などは必ず学生からは聞かれます。
実際に働く社会人からキャリアに対する考え方を聞くことで、学生が取ろうとしている決断の判断材料を増やしているでしょう。ぶっちゃけ、社会人経験のない学生がいきなり経験したことのない選択に迫られている訳ですから社会人から話を聞くのは大切ですね。
自己分析のための壁打ち
また、自己分析のための壁打ちに関しても同様に必ずと言っていいほどお願いをされます。
私はこのブログでUtsuさんが提唱されている人生の目的論という自己分析に対する方法を解説しているので、この手の質問は非常に多いです。
ブログにお問い合わせをしてくださる学生さんのバイタリティおかげで、私はこうしてブログ運営を志高く続けることができているのです。ありがとうございます。
関連記事
・「人生の目的」を就活中にどのように見つけたのか?私の具体例を参考に解説します。
入社後のギャップ
最後に相談される内容は、入社後とのギャップですね。
就活生の時に考えた仮説と実際に社会人になって検証されつつある実態との乖離についての質問です。おそらくなんですが、大手企業で働かれている社会人は誰しもギャップを感じているのではないでしょいうか。
ベンチャー企業と大手企業のどちらへ入社すべきか悩んでいる学生から、このような質問は多くされます。
ちなみに、下記の記事でこの乖離について詳しく書いております。
当時の感情が全面に出されて書かれている記事なので学生は参考になると思います。
就活生が行うべきでない相談内容
これまで、よく聞かれる就活相談の内容について紹介してきました。
次は、就活生が社会人に対して行うべきではない相談内容について解説していきたいと思います。就活相談の内容の質を上げるために避けた方がよい内容を集めてみました。
たまに、このケースに該当する学生がいますので注意が必要です。
仕事のやりがい
まず、1点目の避けた方がよい相談内容として、仕事のやりがいについて聞いてしまうケースです。
この内容を学生が相談する意図として、選考中の企業で働く社会人がどのようなモチベーションで働いているのかを知りたいという背景があると思います。しかし、社員によって仕事に対するやりがいや想いはバラバラであるため、1人の社員の回答を参考にしないほうがよいです。
また、私含めて社会人の多くは自分の会社に対してネガティブなことを言うケースは多くありません
考えてみてください。学生からの相談を受けるくらいの気持ちに余裕がある社会人が職場環境で悩んでいると思いますか?
このような理由から、変数の多い主観的な内容である「仕事のやりがい」については相談しないほうがよいという結論に至りました。
社会人のキャリア
2点目は社会人のキャリアプランになります。
この内容に関しては、1点目に解説をした仕事のやりがいと同様に主観的な内容となってしまうために避けた方が良い内容になります。
同じ会社の社員みんなが同じようなキャリアプランを描こうとしているわけではありません。私の周りりの同期だけをみても、皆がそれぞれ違ったキャリアプランを持っています。
このようにキャリアプランを社会人に聞いても客観性の欠けた参考にならない内容なので、有益な情報を引き出すことは難しいのです。
一方で、会社の福利厚生や年収、部署の残業の多さなどは聞いた方が良いと思います。これらの情報は一次情報をもつ社員から聞いた方が正確性が担保されるためです。
就活生が相談すべき内容
相談NGな内容は理解したよ。
じゃあ、どんな質問をすればいいんだよ。
では、就活生が相談すべき内容について解説をしていきます!
これまでの内容をしっかりと読んでいただけた方は、おそらく何を聞けば良いのかを理解できていると思います。
社会人に相談すべき内容は、下記のようになります。
- 客観的な情報
- 自己分析などの壁打ち作業
つまり、再現性のある情報、もしくは自己分析の壁打ち作業などの学生が主体となれる話題に焦点を当てるべきなのです。
このような内容を積極的に就活相談で行うことができれば、きっと学生にとって有意義な時間になるでしょう。
客観的な情報
客観的な情報とは、このブログで解説しているようなコンテンツ(自己分析の方法・企業分析の仕方など)から実際に選考中の企業で働く社員が知っている内部事情(福利厚生・カルチャーなど)を指します。
これらの情報を就活生は社会人から収集することで、効果的に就職活動に取り組むことができるようになるのではないでしょうか。
こんな情報、ネットで調べればOKでしょ?
私は実際に相談に行った方が良いと思います。
ネットで全て自己解決しようとする学生もいると思いますが、就職活動はオープンな情報が少ないので手間に感じるかもしれませんが社会人や内定者などの就活を経験された方から話を聞いた方が結果的には効率的に進めることができます。
自己分析などの壁打ち作業
自己分析などの壁打ち作業とは、自己分析を通して得た自分の考えを社会人にアウトプットしてフィードバックをもらう作業になります。
就活相談の大部分はこの時間に費やすべきだと私は思います。
このアウトプットの作業を行うことで、自分の考えが整理されていくだけでなく社会人経験のある人間からの意見を取り入れていくことができます。また、面接対策にもなります。
したがって、就活相談をする際には学生はぜひ自分の考えをアウトプットする機会を設けるようにしましょう。
おすすめの就活相談ツール
就活相談で学生が行うべき内容について理解いただけたでしょうか。
次に、おすすめの就活相談ツールについて解説していきます。
学生のタイプによって適切な手段が変わるので、自分にはどれが一番良い方法なのかを考えながら読み進めて頂けたら嬉しいです。
OB訪問
私が学生時代にお世話になった方法が、OB訪問になります。
私はビズリーチキャンパス・マッチャーの2つのOB訪問サービスを使って、社会人に就活相談をお願いしておりました。大学経由のOB訪問はキャリアセンターを通さなければならないという手間があって、私はあまり使いませんでした。
この2つのサービスの中で、特に私がおすすめしているのがマッチャーです。
マッチャーは、出身大学関係なく多様なキャリアの方へコンタクトすることができる完全無料なサービスです。
参考記事
・意識高い就活生・社会人が使うMatcher(マッチャー)とは。
・ビズリーチ・キャンパスの感想・評価まとめ
就活エージェント
キャリアのプロではない、社会人に就活相談をするにはちょっと微妙だな
このような方には就活エージェントはいかがでしょうか。
就活エージェントは無数にあって、正直クソなエージェントもあります。私が学生時代に利用した大手人材サービス、〇〇就活のエージェントは本当に残念なものでした笑
そこで私がおすすめするのが、キャリアチケットというサービスになります。
この就活エージェントは、他のエージェントと異なり入社後を見据えたキャリアに向けたキャリアプランを一緒に考えてくれます。また、運営会社がレバレジーズというメガベンチャーなので、人気IT企業の求人を紹介してしてくれます!
個人的には、OB訪問の方をおすすめしますが何から手をつければ良いのか分からない人は就活エージェントを試してみてください。
就活相談行っています!
このブログ、マコプレスでは就活相談をオンラインで行っております。
なかなか面接が上手くできない。
何から手をつければいいのか分からない。
このような方に特におすすめします。
私自身、これまで数多くの学生から就活相談を受けてきた経験がありますので対応できる相談は広いと思っております。同時で、私は学生時代に多くの社会人とOB訪問をしてきたので、学生・社会人、2つの視点で相談に乗ることができます。
なお、過去に相談をした学生の内定先は下記の通りです。
- 富士通
- NTTデータ
- 楽天
- KDDI
- アクセンチュア
私がIT系の会社で働いていることから、学生さんの内定先はIT業界が多くなっております。
なお、最近お問い合わせが増えておりますので、時期によっては対応できかねることがございます。
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