この記事では、大手企業内定者が就職活動の際に作り出した質問集について公開していきたいと思います。この質問集が作り出されるまでにかなりの試行錯誤を経ております。
この質問集を知っているからといって確実に内定が獲得できるとは限りませんが、面接を有利に進められることは間違いないでしょう。
したがって、
面接を有利に進めるためのノウハウが知りたい!
面接官のウケの良い質問が知りたい。
このような就活生に向けてこの記事を作成しております。
はじめに
正直、この質問集を無料で公開していいのか悩みました。
というのも、この内容を公開することで多くの就活生がこの質問集を参考に面接官に質問をしてしまい、差別化できるはずの質問の優位性が下がってしまうと思ったためです。幸い、私のブログの影響力ではこのような事態が生じる可能性は限りなく低いと判断したため無料公開します。
反響の大きさによって有料に切り替えることも考えております。
この質問集は就活生が行う逆質問を想定しております。
したがって、この質問集だけでは内定を獲得することはできません。この質問集と並行して、面接対策を十分に行うことが内定への近道になるでしょう。
なお、本サイトでは就活相談を行っておりますので気になる方はぜひ確認してみて下さい。
MARCHから早慶などの高学歴層を中心にサポートしております。
就活質問集について
就活質問集では、企業説明会から最終面接までの基本的な選考プロセスを下記の5つに分類しております。
それぞれ5つのプロセスにはどのような意図があって、どのような質問をすることが的を射ているのかについて解説しております。
- 企業説明会
- OB訪問
- 一次面接
- 二次面接
- 最終面接
したがって、仮に質問集の内容があなたとマッチしない場合であったとしても、選考意図だけでも把握しておくことでオリジナリティのある質問へ調整可能となります。
では、早速解説していきます。
まだ選考企業を決めていない人は
→超大手企業からスカウトが届くオファーボックスのスカウト状況と感想
企業説明会の質問集
どのような企業の選考も、まずは企業説明会という企業の概要をレクチャーしてくれる選考から始まります。
企業説明会は、基本的に候補者を選考する過程には含まれていません。
しかし、企業説明会によっては座談会など質問を求められる機会がある場合があります。質問によって人事からの評価が大幅に下がることは考えにくいですが、事前準備をしておいて損はないはずです。
どうせ、企業説明会に時間を割かなければならないのなら、今後の選考で活かすことができる情報を質問から引き出しておいた方が良いはずです。
したがって、
選考プロセスの目的:企業の基礎的な内容を伝える。(選考要素低い)
就活生が行った方が良いこと:プラスアルファを引き出す。
になります。
次に質問例についてみていきます。
企業説明会の質問例
企業説明会で受ける企業概要などは、公式HPを見れば理解できる内容がほとんどです。
企業説明を超えて業界説明を行ってくれる会社もありますが、どちらにしても基礎的内容がメインになります。
したがって、企業説明会では基礎的な内容に付随したプラスアルファの内容を聞くようにしましょう。
具体的には、
- 新卒社員に会社が求めることは何ですか。
- 競合他社と差別化できている事業は何がありますか。
- 競合他社と比較して御社の得意領域はどこになりますか。
- 今後、戦略的に力を入れていく事業領域はどこになりますか。
- 業界シェアを拡大させている大きな要因は何がありますか。
などが私が就職活動の際に聞いていた質問になります。
企業説明会では「相対的に見て、どのような会社であるのか」という質問を重点的にしましょう。
一般的な質問、例えば「御社で働く社員はどんな人が多いですか」「事業内容について教えて下さい」などは聞いたところで次回以降の選考に活かすこともできません。
次回以降の選考で求められるのは、
- なぜ他社ではなく弊社なのか
- なぜ弊社で働きたいのか
この2つがメインになってきます。
特に、1点目の「なぜ他社ではなく弊社なのか」を応えるためには、その会社が業界ではどのような立ち位置で、どのようなユニークポイントを持っているのかを知っておかなければならないのです。
そのためには、最初の企業説明会では先ほど述べた質問をすべきなのです。
OB訪問の質問集
企業説明会とほぼ同時期からスタートすることを推奨しているのが、OB訪問になります。
OB訪問をするメリットとして、
- 会社の一次情報が手に入る
- 面接対策になる
- ビジネスマナーが身に付く
など、様々なメリットがありますがここで行うOB訪問の目的は「会社の一次情報を手に入れる」ことになります。
会社説明会での手に入る情報は、公式で洗練された情報がメインになります。つまり、生の情報を説明会で聞くことは難しいのです。
この生の情報を仕入れるためにOB訪問を活用することは以前より私は勧めております。
OB訪問では、入社後のイメージができるだけでなく、金銭面や福利厚生の充実度などプライベートな情報を知ることができます。公式の情報と実態の情報は乖離があるケースが多いので、内定後に後悔をしないようにOB訪問から疑問を払拭しておきましょう。
したがって、
選考プロセスの目的:選考外
就活生が行った方が良いこと:生の情報を仕入れること
になります。
次に質問例についてみていきます。
OB訪問サービスについて
・トップティアを目指す全ての学生にオススメする、Matcher(マッチャー)とは。
・ビズリーチ・キャンパスの感想・評価まとめ
OB訪問の質問例
OB訪問で行う質問例として、私は下記の質問を使用しておりました。
- 1日のスケジュールを教えてください
- 具体的な仕事内容について教えてください
- 実際に有給はどのくらい利用されていますか
- 家賃補助やボーナスってどうなっていますか
- なぜ御社を選ばれたのですか
OB訪問では、会社HPで書いてあるような当たり前のことではなく、社員しか知らないであろうクローズドな内容をメインに聞いていくことが大切です。
上記のようなクローズドな質問は失礼と思われる可能性もあるので、しっかりマナーを抑えて状態から質問にする配慮が求められます。
OB訪問時のマナーについては下記の記事を参考にしてください。
→50人以上OB訪問したのでOB訪問でのメールのコツやマナー、質問などを教えます。
一次面接の質問集
企業説明会・OB訪問の次に待っている選考が一次面接になります。
基本的に一次面接は、多くの候補者を落とすことも目的とした選考ではなく、明らかにヤバそうな候補者を省くための選考と思ってもらうと良いかもしれません。
一部超難関企業では、一次面接でも大多数を落としにいく会社もありますので例外はあります。(特に総合商社・外資戦略コンサルといった人気業界など)
したがって、必要以上に気を張らずに適切に面接官からの質問に応えるようにしましょう。
一次面接では、
- 基本的な受け応えができているのか
- 会社・業界を多少は調べてきているのか
などが評価基準でしょう。
この評価基準をもとに、面接官に好印象を与えるためにできる質問は、自分の会社に対する基礎理解の確認のための質問になります。また、会社説明会で理解できなかった内容を質問するのも良いです。
選考プロセスの目的:ヤバそうな学生を落とすこと
就活生が行った方が良いこと:企業を理解するための最終確認
次に質問例についてみていきます。
一次面接の質問例
企業説明会やOB訪問を行ってきた中で、理解が完璧ではない情報について質問することをおすすめします。
一次面接では基礎的な質問をしても二次面接や最終面接とは異なり許容されるでしょう。自分のなりたい姿・やりたいことと会社が提供してくれる仕事・環境はマッチしているのか、一次面接で確認できるとベストです。
私は下記のような質問を聞いておりました。
あくまで、自分の懸念点をこの場では質問するようにしましょう。
- どのような人事制度で社員は評価されていますか。
- 若手社員が裁量権を持って働いているケースはありますか。
- 配属希望はどの程度まで考慮されますか。
- 昨年度の新卒社員の配属部署について教えてください。
- 面接のフィードバックをしてくれませんか。
自分のやりたいことが何年以内できるのか、そもそもやりたいことができる可能性はあるのか、などを中心に私は確認作業の1つとして上記の質問をすることを心掛けておりました。
また、面接での感想を求めるなど、自分主体で足りない項目を埋めるために質問をするようにしましょう。
社員のキャリアなど聞いても腹の足しにすらなりませんよ。
二次面接の質問集
一次面接が無事通過されたら、次は二次面接です。
二次面接は一次面接とは異なり、候補者を絞るための面接になります。したがって、面接では「なぜ御社ではないといけないのか」をしっかりと伝えることが求められてきます。
二次面接までで手に入れた情報をもとに、御社で働きたい理由を事前に準備をしてから臨みましょう。もちろん、ガクチカなどの基本的な内容に関しても論理的に間違っている点がないのか確認しておくと良いでしょう。
二次面接では、会社の中堅社員が面接官となるケースが多く、会社・業界の最前線で活躍されている方が担当されているはずです。したがって、質問に関しては事業や業界に関する質問をすることをおすすめします。
選考プロセスの目的:本当に志望しているのかの確認
就活生が行った方が良いこと:他社と比較して御社を志望する理由の証明
二次面接の質問例
二次面接での質問については、面接官の方が携わっている事業について聞くことをおすすめします。
先ほど述べたように二次面接での面接官は中堅社員が多く、事業の最前線で働かれているケースがあります。つまり、事業単位ではこれまでの選考プロセスで登場してきた誰よりも詳しい社員に違いありません。
そこで、私は下記のような質問を聞いていました。
- 事業での課題はありますか。
- 競合他社との優位性はどこにありますか。
- 事業部には今どのような人材が必要ですか。
業界や会社の前提知識を知った上で上記のような質問を行うようにしましょう。前提を知らないでこれらの質問をすると会話が成り立たなくなる恐れがあります。
最終面接の質問集
ついに、最終面接です。
これまで長い選考お疲れ様でした。
最終面接は基本的に事業部長・役員クラスが担当します。個人的には、最終面接は二次選考と比較してハードルは高くないと思っております。
最終面接では、会社と候補者が本当にマッチしているのかを役員層からの視点で判断をします。
年次が高い人が面接官であることから、ビジネスマナーをこれまで以上に意識をして臨むと良いでしょう。
選考プロセスの目的:候補者の最終判断
就活生が行った方が良いこと:会社の志望度の高さを伝える
次に質問例についてみていきます。
最終面接の質問例
これまで選考で出会った社員は事業単位での仕事、いわば戦術を考える仕事をしている方でした。一方で、最終面接を担当される役員・部長クラスの社員は、会社の未来の姿を想像しながら中長期戦略を考えております。
したがって、面接で見られている要素もこれまでの面接とは異なります。
具体的には、
- 候補者が会社に入社した数年後の姿
- 数年後の組織体制において活躍してくれる人材なのか
などを考えながら候補者を判断しているでしょう。
この前提をもとに候補者である学生は「会社で長期的に活躍していきたい」という志望度の高さを伝えることが大切になってきます。
私は下記のような質問を実際にしておりました。
- 3年後、御社はどうなっていると思いますか。
- 仮に内定した場合、入社までにどのような勉強をしておけばいいですか。
最終面接はこれまでの面接とは異なり、判断されるポイントが曖昧であるケースが多いです。
したがって、必要以上に気負いせずに、むしろ役員とせっかく話せる機会を手に入れたことに感謝をして臨むと良いでしょう。
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