はじめに
この記事の対象となる人
この記事の対象者は、初歩的な文法知識・単語知識ができる人を前提としています。
具体的には、センター試験で英語の点数を6割〜7割近くを取ったことがある人。もちろん、数年間のブランクがあることも前提にしているので過去にセンター試験で上記の点数を取ったことがある人であれば可能です。記事のタイトルでは、便宜上TOEIC500点と記載しましたが基礎的な文法や単語ができる人であればTOEIC未受験者であっても十分にTOEIC750点は4週間で攻略可能です。
参考記事
・【悲報】TOEIC800点取れても英語を話すことができない件について
・TOEICで就活無双はできるのか?
・TOEICを2週間で100点以上上げる方法
結論
TOEIC750点を獲得するためには、リスニングパートでの「先読みの技術」とリーディングパートの「185~190まで解き切るだけの速読力」を習得することが必要です。この2つを上げるための学習を行うことが非常に大切です。
なお、TOEIC学習のために、1から英語の勉強を始めようとしている人は要注意です。
我々の目標はTOEICのスコアを上げることであって、英語のスキルを上げることではありません。したがって、「スコアを上げるための」学習をすることが不可欠です。短期間でスコアを上げたい人にとって、英語の基礎学習から始めてしまうと間に合いません。
勉強を始める前に準備すること
TOEIC750点を目指すために必要な学習時間
TOEIC500点から750点を目指すためには、最低でも4週間で80時間は必要であると考えます。1日あたり平均3時間で合計約80時間の学習を想定しています。この時間はあくまでTOEIC初学者向けの時間設定になりますので、これまでTOEICを受験したことがある人はこの時間よりも少ない時間でスコアを取ることはできます。
80時間の内訳として、前半の約40時間は「TOEICの仕組みを攻略する時間」で後半の約40時間は「TOEICの試験に慣れる時間」の2つの段階に分け、学習することを想定します。
勉強に必要な5つの参考書
TOEICを750点に上げるために必要な参考書は、「新公式問題集の最新版」、「TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術」、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング」、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)」の5つの参考書になります。参考書の取り組み方として、この5つの参考書をひたすら4週間の間に繰り返し解き進めていくことに尽きます。
では、具体的に参考書について解説していきます。
新公式問題集(最新版)
新公式問題集は本番と同じ形式の模試が2回分ついている参考書です。現在、上記の画像の「公式TOEIClistening&reading問題集5」まで出版されているので、必ず最新の新公式問題集を買いましょう。
最新の新公式問題集はこちらになります。(2020/12/18:更新)
この参考書は、120分と長いTOEIC試験に慣れるために使用します。繰り返し演習することで、120分間集中する英語体力を養うことと試験の形式を体で理解することを目的とします。
TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術
TOEIC(R) L&Rテスト 直前の技術は、TOEICの攻略方法を全て網羅している数少ない参考書です。11日間で読了できる設計で記載されており、短期間で最高のパフォーマンスを発揮するためには必要な参考書と言えます。TOEIC初学者は必ず購入するべき本であることは間違いないです。
この参考書を使用する理由は、前述したようにTOEICの攻略方法について記載されているため2週間と短期間でもスコアを大幅に上げることに適した参考書であるためです。
したがって、この参考書はTOEICの形式について頭で理解することを目的とします。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 、いわゆる「金フレ」と呼ばれる参考書です。この参考書はTOEIC頻出単語を網羅しており、勉強するだけでリーディングパートの読む速度を上げることができます。
TOEIC700点以上のスコアを目指したい人は、必ず取り組みたい参考書となっています。
この参考書に記載されている単語をしっかりと覚えることで、速読力が鍛えられリーディングパートを190問以上の回答に近づけることが可能になります。
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディングは、TOEIC(リーディングパート)の本番形式の問題が5回分収録されている問題集になります。5回分の演習を通して、十分なリーディング対策を行うことが狙いです。
この参考書の良いところは、模試1回分あたりの費用が安く、解説が新公式問題集と比較して分かりやすいので、復習用として繰り返し演習することにも向いており、コスパを重視した学習をしたい方には非常にオススメできる参考書となっているところです。
一方で、本番の試験よりも若干難しい模試を収録していることからTOEIC初学書には少しハードルが高い点は否めません。このネガティブな要素を踏まえても、最高に素晴らしい参考書です。
最新版はこちらになります。(2020/12/18:更新)
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)
TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)は、TOEIC(リスニングパート)の本番形式の問題が5回分収録されている問題集になります。5回分の演習を通して、リスニングに必要なテクニック、先読みや消去法を身に付けることが狙いになります。
この参考書の良いところに関しては、先述したTOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディングと同様になります。
最新版はこちらになります。(2020/12/18:更新)
4週間でTOEIC500点を750点に上げるための勉強法
これまで解説をした5つの参考書をもとに、具体的な勉強法について述べていきます。
750点に上げるための学習計画と650点に上げるための学習計画の大きな違いは、単語力の強化(金のフレーズ)と入念な実践対策を積むことの2つにあります。この2つの学習が、リスニングパートでの「先読みの技術」とリーディングパートを「185~190まで解き切るだけの速読力」の習得に直結します。
1~2週間の学習計画→ TOEICの攻略法を身に着ける
2週間目までの学習計画は、2週間でTOEIC500点を650点に上げるための方法を参照してください。
TOEIC初学者やこれまでのスコアが500点前後の人にとっては、学習初期の段階でTOEICの攻略法を頭で身に着ける作業が非常に大切になります。なお、TOEIC750点に向けた学習計画では金のフレーズを1週目の段階から始めて試験本番まで、4日に1周のペースで繰り返し繰り返し復習をしていきましょう。したがって、下記の記事の内容に加えて金のフレーズも並行して進めていきましょう。
下記の記事では、2週間でTOEICのスコアを100点以上上げることを詳細に記した記事となっております。この記事を参照しつつ、後半の2週間はこの記事に記載された勉強法を行うことを推奨します。
3~4週目の学習計画→ 実践対策
3週目〜4週目にかけて、「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リーディング」「TOEIC(R)テスト 新形式精選模試 リスニング(CD-ROM1枚つき)」を可能な限り、1日1模試のペースで行っていきましょう。少なくともこの参考書は2周は演習した方が好ましいです。可能であれば、3周の演習が好ましいです。
新しい模試に触れる回数を増やすことで試験問題への対応力の強化と2週目までに感じていた課題と施策を検証作業を行っていきましょう。オススメの演習の仕方は、初見の問題は3日に1度のペースで再演習し、知識の定着を図っていく方法です。この方法を取ることで、終盤に新規の問題が枯渇してしまうことを防ぐことができるというのと、記憶の定着を促すためにも3日に1度が好ましいです。
この演習と併せて、金のフレーズの単語の確認作業を行いましょう。
やることが無くなってしまった人向け
3〜4週目の学習計画に沿って学習してきた人は、おそらく終盤に学習する参考書が無くなっていることでしょう。
1週目に行った、新公式問題集を解いてみてください。
これまでリスニングの先読みや速読の練習などをしっかりと学習してきた人には、問題が確実に解きやすくなっていると感じるはずです。この感覚を本番の試験で感じることができれば、TOEIC750点へ到達しているはずです。
最後に
この4週間の学習計画を確実に実践することは大変なはずです。しかし、たった4週間の我慢でスコアを200点以上アップすることはできます。そのような学習計画を記載させて頂きました。
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