この記事では、ウイリス・タワーズワトソンについて、会社概要・年収・働き方、採用までどこのサイトよりも詳しく解説していきます。
- ウイリス・タワーズワトソンへの転職希望者
- 組織人事コンサルに興味がある
が本記事の主な対象者となります。
ウイリス・タワーズワトソンってどんな会社
ウイリス・タワーズワトソン(NASDAQ:WLTW)は、世界有数の組織人事のコンサルティングファームです。全世界140か国以上、45,000人超の社員を擁し、組織・組織人事へのコンサルティングサービスから退職金・年金コンサルティングなどを提供しています。
公式HPでは、事業を下記のように説明しております。
私たちは、リスクマネジメント、ベネフィット(福利厚生)の最適化、人材の育成や資本の最適な活用などのソリューションをデザイン・提供し、組織と人材の力を高めます。私たちは、『人材』『資産』『アイディア』の交わるところに光を当てるユニークな視点を通じて、企業の業績を向上する方法を明らかにします。
まとめると、
- 組織人事戦略
- 人事評価制度
- 退職金・年金コンサル
- 報酬制度&福利厚生支援
- 保険・リスクマネジメント
- 資産運用
- 社員エンゲージメント調査
- M&A支援
など、人材領域の事業を主軸としたコンサルティングサービスを提供している会社となっています。人材領域以外では、退職金・保険金コンサルを起点とする資産運用など金融サービスも提供しています。
近年ではクロスボーダーM&Aが盛んであることから、PMI(ポスト・マージ・インテグレーション)案件に多数携わっております。これらの潮流は、マーサージャパン・コーン・フェリー・ジャパンといった競合企業も同様な傾向にあります。
企業資源の要である人材領域に、戦略(人事デューデリ)・実行・支援までE2Eで関わっているコンサルティングファームと言えます。
ウイリス・タワーズワトソンの強み
では、次に日本におけるウイリス・タワーズワトソンの強みについて理解していきましょう。
ウイリス・タワーズワトソンの日本法人は下記の5つの法人で構成されています。
日本においてウイリスは、保険代理店、再保険ブローカーおよびリスク・マネジメント・コンサルティングの分野で、お客様のあらゆるニーズにお応えしています。一方のタワーズワトソンは、人事・財務の領域において、企業の業績向上を支援するリーディングプロフェッショナルファームです。 2016年1月にウイリスとタワーズワトソンが合併した後、日本にある5つの独立した法人は、ジャパンカントリーマネージャの下、ウイリス・タワーズワトソンという1つの包括的な組織として運営されています。(公式HPより引用)
ウイリス ジャパン ホールディングス株式会社
業務内容:持ち株会社(総務・人事・経理・財務・コンプライアンス)
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント13階
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 榎本 義秀
ウイリス ジャパン サービス株式会社
業務内容:保険代理店業、生命保険募集業務、リスクマネジメント・コンサルティング、福利厚生サービス及びコンサルティング
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント13階(アクセス)
関西支店:大阪市北区梅田2丁目2番2号 ヒルトンプラザウエストオフィス16階 (アクセス)
代表者:代表取締役社長 兼 CEO 榎本 義秀
ウイリス リー ジャパン株式会社
業務内容:再保険ブローカー 概要 (About Willis Re)
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント13階 アクセス (Access)
代表者:代表取締役 CEO 野口 剛志
タワーズワトソン株式会社
業務内容:グローバル退職給付の制度設計、管理、債務の数理計算、グローバル人事ソリューション、データ、アドバイザリーの提供
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント13階(アクセス)
代表者:代表取締役社長 大海 太郎
タワーズワトソン・インベストメント・サービス株式会社
業務内容:資産運用サービス
本 社:東京都千代田区内幸町2-1-6日比谷パークフロント13階(アクセス)
代表者:代表取締役社長 木村 倫啓
5つの企業の属性からも分かるように、日本法人では保険・退職金コンサル/組織人事コンサルの2つを軸に事業展開をしていることが分かります。
また、ウイリス・タワーズワトソンが提供する従業員エンゲージメント調査は世界的にも信用のある調査で、従業員の会社への帰属意識を定量的に分析するレポートを発行しております。
この知見をもとにタレントストラテジー・チェンジマネジメント・社内コミュニケーション戦略など組織人事へのアプローチを行っています。
競合他社
ウイリス・タワーズワトソンの競合他社には下記の企業が存在します。
近年では、総合コンサルティングファームがソリューションの1つとして、組織人事コンサルにも進出しているケースが多く、下記の企業が競合となります。
- デロイトトーマツコンサルティング
- アクセンチュア
- プライスウォーターハウスクーパース
ウイリス・タワーズワトソンの転職難易度
ウイリス・タワーズワトソンの転職難易度は高いです。
下記がジュニア向けの募集要件になっています。(一部抜粋)
タレントアソシエイト
タレントアソシエイトは、さまざまな組織人事関連プロジェクトに関わります。 コンサルタントの指示の元、クライアントへのヒアリングやデータ分析等を実施し、クライアントの人事課題の仮説立案に資するファクトを収集します。また、課題解決の方法について、ディレクターやコンサルタントと議論を重ねて検討し、その内容をプレゼンテーション資料として整理します。
代表的なプロジェクト例:
- 人材戦略策定
- タレントマネジメントおよび人材アセスメント(経営幹部層、幹部候補)
- 経営者の後継者計画策定
- 人事制度改定(等級・評価・人材育成など)
- 組織風土改革・チェンジマネジメント
- エンゲージメントサーベイ
The Requirements
- 3〜5年の人事経験もしくはコンサルティング経験を有することが望ましい
- 自律したチームプレイヤー
- 高い学習志向・好奇心と組織・人材に対する興味・関心
- データサイエンス・統計の基礎的理解(社会科学における統計データ分析の経験があることが望ましい)
- Excel、Word、PowerPoint、Access
- 論理的思考
- 日本語ネイティブ、英語ビジネスレベル
リワードコンサルタント
リワードコンサルタントはさまざまな報酬・人事制度に関連したプロジェクトに関わります。 プロジェクトマネージャーの指導の下で、担当テーマについての現状分析、課題特定、解決策の立案を自律的に行います。現状分析・課題特定においては、マネジメント層・従業員へのヒアリングや、人事制度に関する資料、報酬データの分析を自ら計画して行い、クライアントの人事課題特定に貢献します。
代表的なプロジェクト例:
- 成熟企業の再成長のため組織・人材を新しい方向へ向けて動かすための人事制度改革(等級、評価、報酬制度の改定)
- 新規事業、ベンチャー企業立ち上げの際の人材獲得、動機付けのための人事制度設計
- 事業のグローバル展開を支えるための海外子会社における報酬ガバナンスの設計
- M&A実施の際の人事デューデリジェンス(DD)、買収後の人事面での経営統合(PMI)
- ウイリス・タワーズワトソンのメソドロジー(GGS)やデータを用いた職務評価、報酬ベンチマーキングなど、報酬制度の導入・運用支援
The Requirements
- プロジェクトマネージャーまたはそれに準ずる役割でのコンサルティングの経験
- 人事、報酬に関する知識
- チームワークを重んじ、チームメンバーと協力して仕事をすることができる
- 高い自発性、自分の仕事に対するオーナーシップ
- 論理的思考
- 統計学の知識、数理的分析スキル
- Excel(上級)、Word、PowerPoint
- 日本語ネイティブレベル
どの求人も人事領域での実務経験が必要なケースが多いです。コンサルティング経験・ビジネスレベルの英語はマストではありませんが、提供しているビジネスの性質上求められることはあるようです。
求人の最低要件は高くないものの、戦略コンサル出身の方が多く存在することから入念な対策は不可欠と言えるでしょう。
新卒で入社は可能か
残念ながら現在は新卒採用の応募は行っていないようです。
下記の実務経験が必須の求人が主となっております。
- Talent Lead Associate
- Rewards Consultant
- WillisRe Life Reinsurance Actuary (Broker)
- Investment Senior Associate
いずれも人材業界(金融機関)での実務経験が求められる募集要項となっております。
ウイリス・タワーズワトソンの年収・働き方は?
ウイリス・タワーズワトソンの年収・働き方は下記の通りになります。
年収実例:平均年収1100万
- ジュニア 500-1000万
- マネジャー 1200-1500万
- シニアマネジャー 1500-1800万
給与制度の特徴:年棒制。
となっています。(オープンワークより引用)
働き方に関しては、組織人事コンサルティング業界の中では比較的忙しく平均残業時間が50時間前後となっています。ただ、良くも悪くも外資系特有の成果主義的傾向が強いため、アサインされているプロジェクト次第とも言えます。
しかし、コンサルティングファームで激務を経験している人にとっては、ゆとりを感じて働くことができるでしょう。
ウイリス・タワーズワトソンのまとめ
ウイリス・タワーズワトソンは、世界的組織人事コンサルティングファームで従業員エンゲージメントといった組織向けのソリューションから、M&A、保険・年金といった財務アドバイザリーを行っています。
コンサルティングファームで活躍されている方で人材領域の専門を磨いていきたい方・事業会社の人事企画経験者で大企業へのコンサルティングスキルを身につけたい方などには非常に魅力的な企業と言えるでしょう。
ハイキャリ社会人に推奨するサービス
最後に、この記事を最後まで読んでくださった視座の高い若手社会人に向けて、私が利用しているサービスについて4つ紹介していきたいと思います。
どのサービスも必ずあなたのパフォーマンスと視野を広げるのに役立つはずです。
Kindle Unlimited
1つ目のサービスはAmazonが提供しているKindle Unlimitedというサービスになります。
このサービスはサブスクリプション型のサービスで月額たった980円で本が読み放題の夢のようなサービスとなっています。
業務外で仕事に関する勉強をしていると想像以上に出費が出ます。単純計算で月に1冊以上のビジネス書を読む人・これから読もうとしている人は、このサービスを使わない方と結果的に赤字になります。
あえてデメリットを上げるならば、名作の書籍が多く、少しニッチな学術書は対象外であることくらいです。 流行りのビジネス書のカバー率は高いので、ビジネスマンには問題ありません。
ちなみに、現在このサービスは初回のみ30日間の無料体験ができるのでぜひ気になる方は登録してみてください!既にAmazon会員の方はワンクリックでスタートできます!
Audible
次に紹介するおすすめサービスはAudibleというオーディオブックのサービスになります。
このサービスはどうしても読書に抵抗感のある人や読書に時間を割くことができない忙しい方にはおすすめのサービスです。
私もAudibleを利用しているのですが、通勤時間中・ジムでの有酸素中にビジネスの知識をインプットできるのは非常に先進的だと感じています。
隙間時間を無駄にしたくない優秀なビジネスマンから読書が苦手な人、幅広い人に刺さるサービスです。
とはいえ、私はKindle Unlimitedのほうが好きなのでAudibleは移動中にしか使っていません。
こちらのサービスもKindle Unlimited同様に無料キャンペーンを行っています!
気になる方はぜひ1ヶ月間の無料体験をしてみてくださいね
キャリーナ(CREEDO)
3つ目に紹介したいのは、「社会人のためのOB訪問」というコンセプトのキャリーナ(旧名:CREEDO)というサービスです。
このサービスは社会人なら誰でも無料で利用することができる「人脈を広げるためのビジネスマッチングサービス」になります。その中でも、キャリーナはキャリアに焦点を当てているため、他のビジネスマッチングサービスとは異なり、自分にスキル・経験がなくても手軽につながることができます。
個人的には、イエンタよりもおすすめです。イエンタは自分からアプローチできる社会人の数が少ないので、気になる業界・会社の人と簡単にはマッチできない印象です。
たくさんの人と交流をして視野を広げておきたい思っている人は確実に使った方が良いサービスです。
このサービスについての記事
・ハイキャリアこそ、キャリーナ(CREEDO)を登録した方が良い理由
メンターズ
最後に紹介したいには、メンターズという月980円からキャリア相談を行うことができるサービスです。
無料で行うキャリア相談とは異なり、メンターズでのキャリア相談はお金が掛かってしまうのですが、転職を促される心配はありません。
つまり、転職させることが収益ポイントである転職サイトなどのキャリア相談とは異なり、月額のメンターズは中長期的な目線でキャリア支援を行ってくれるサービスです。
キャリア支援をしてくれる人は、戦略コンサルで活躍されていた方や大手企業で事業責任者をしていた方などビジネスの最前線で活躍をしていた方が担当してくれます。
そういった人の話を外食ランチを一度我慢するだけで聞くことができます。
これを安いと思うか、高いと思うか。あなた次第です!
今の会社でのキャリアに不安がある方は1ヶ月だけでも試してみる価値は十分にあります。
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