はじめに
長期インターンシップとは
そもそも、長期インターンシップ(以下、長期インターンと記載)とは、最低1ヶ月から始めることができる企業へのインターンシップのことを指します。就職活動の際に就活生が行うインターンシップとは異なり、長期インターンは有給で働く場合が多いです。
長期インターン先はベンチャー企業が大半を占めるが、一部リクルートやLINE、GREEなどメガベンチャーでも働くことができます。
ベンチャー企業などへアルバイトとして働くことを長期インターンとしてイメージして頂けると分かりやすいです。ただ、アルバイトと少し異なるのは業務が明確に決まっているケースが少なく自分の能力次第で業務の幅を増やすことができ、業務についても社会人になってから役立つ業務が(営業・マーケティング・エクセルなど)多いです。
私について
この記事を書いている私は、これまでに3社で長期インターンを行った経験があります。
3社については、1社目は従業員数20名前後のIT企業(SaaS系商材)、2社目は社員数5名以下の人材紹介会社、3社目は従業員数10名以下のHRテックの会社になります。
この経歴を見てもらえれば分かるように、複数の大きさのベンチャー企業で働いた経験がありますので長期インターンについて始めようか悩んでいる人にとって、気づきを提供することができると思います。私の内定実績として、マーチ大学にも関わらず大手有名企業に内定をし4月から会社員として働き始める予定です。
長期インターンをするメリットとは
お金を稼ぎつつ、ビジネスについて学ぶことができる
長期インターンの大きなメリットは、アルバイト感覚で「お金を稼ぎつつ、ビジネスについて学ぶことができる」ことです。
本などを読みビジネスについて学ぶよりも、実際にお金という対価を得ながら働く過程でビジネスを学ぶことができるので、体験知としてビジネスを学ぶことができます。学生時代に複数の業界の会社で長期インターンを行うことができれば、社会人になる前に働くイメージを掴むことができるのでキャリアを考える上で大きな参考要素になります。
机上の空論でのキャリア選択から経験則でのキャリア選択に切り替わるので、就職活動の際も納得感のある内定に近づけることができるかと思われます。
優秀な学生と接点を持つことができる
これまで長期インターンをしてきた3社に共通することとして、長期インターンを行っている学生の質は高いです。
マーチ以上がデフォルトで早慶や国立大学が多く、日東駒専の学生もいましたが既に長期インターンをしたことがある人どかなり優秀な学生が多いです。内定先も基本的に大手有名企業で、ベンチャー企業へ内定した人も「あえて」選択をしてベンチャー企業に進んでいるケースが多いです。
このような意識の高い優秀な学生と接点を持ちたいと感じた方は、絶対に長期インターンをすることをオススメします。優秀な学生のコミュニティに入ることは、就活にも必ず活きます。これについては断言します。
ガクチカに活かすことができる
長期インターンを行っている人は、サークル活動に力を入れている人やアルバイトに力を入れている人と比較して学生の母数が今現時点では少ないために、長期インターンを行っているだけで周りの学生と差別化ができます。
加えて、長期インターンで行う業務(営業・マーケティングなど)は、特にウェブ系の会社や人材系の会社を受ける場合には入社後の業務と近しいケースが多いために人事担当からの好印象を受けることが多かったと、あくまで私の経験則ではありました。
大学で所属するコミュニティがない人やガクチカとなり得る経験がない人は、長期インターンをガクチカにするのもアリです。週3日以上で全力で働くことができれば、必ずガクチカとなる経験を積むことができるはずです。
長期インターンをするデメリットとは
これまで長期インターンについてのメリットを述べてきましたが、デメリットもあります。
このデメリットを回避するためにも企業に長期インターンを申し込む際には事前にいくつかのことに気をつける必要があります。
インターン先によって単純作業しか行えない企業がある
インターン先によって単純作業しか行えない企業があります。
せっかく、学生時代には得ることができないような業務を行うために長期インターンを始めたのに「単純作業」しかやらせてもらえないと始めた意味がありません。
単純作業の例としてデータ入力やテレアポなどが当てはまり、これらの業務を極めたところで社会人になってから活かすことは難しいのではないでしょうか。
もちろん、この業務が楽しいと感じるのであれば続けるべきだとは思いますが、、、
時給換算したら最低賃金を下回る企業がある
時給換算したら最低賃金を下回る企業があります。
この現象は、塾講師などのバイトにも同じことがあるのですが、長期インターンでも起こり得ることがあります。特に、歩合制の長期インターンなどは仕事量と比較して賃金が低くなることがあります。
単純作業しか行えない会社と比較すると、歩合制企業の方がスキルを伸ばすことができるという意味では成長意欲の高い学生は挑戦する価値は十分にあります。しかし、本腰を入れる(週3日以上30時間)必要があることをお忘れなく。
おすすめの長期インターン(3選)
先述した長期インターンのデメリットを回避するために、おすすめの長期インターンについて詳しく解説していきます。
長期インターンを探す上での前提として、自分が「どこの業界に興味を持っているのか」「どのような業務に興味を持っているのか」を把握しておく必要があります。自分の興味を検証するために長期インターンを行うという姿勢が大切です。この前提のもとで話を進めていきます。
先ほど、テレアポや歩合制の仕事をおすすめしないと述べましたが、あなたがテレアポを業務に興味がある場合やプルデンシャルなどの成果主義の仕事に憧れを持っていて、歩合制営業に挑戦してみたい場合などはオススメだと思います。
あくまで自分の価値観を軸に決めましょう!
有名ベンチャー(BytedanceやLINE、GMOなど)
BytedanceやLINE、GREE子会社などの有名ベンチャーへ長期インターンすることを非常におすすめします。特にBytedanceなどの日本法人が立ち上がったばかりで少人数で運営されている有力ベンチャーは変え難い経験をすることができるはずです。
有名ベンチャーで長期インターンをすることで、業務経験、優秀な仲間だけでなく「箔をつけることができるため」就職活動に活かすことができます。これはIT業界での就職活動の場合に多く見られ、やはり同じ業界内の有名ベンチャーで働いていることは評価の対象になります。
3月31日現在募集中の有名ベンチャーの長期インターン一覧
ベンチャーキャピタル(VC)・ファンド
求人数が非常に少なく、あまり見かけないインターンですがwantedlyやツイッターでたまに見かけます。
将来、外資系投資銀行や戦略コンサルで働きたいと考えている学生がベンチャーキャピタル(VC)・ファンドでのインターンに集まるためにインターンすることの難易度は高いです。
しかし、実務上でバリュエーションを学生時代から行うことができるインターンは他にないために金融系のホールセールや外資系投資銀行で働きたい人には最高のインターンであると言えます。
3月31日現在募集中のベンチャーキャピタル(VC)の長期インターン一覧
社員数が3名以下・設立間もない会社
将来起業したい学生にとっては、社員数が3名以下・設立間もない会社はおすすめです。人手が足りないために学生には大きな裁量権を与えられ、行った仕事が会社の成長に寄与している感を感じることができるためにやりがいもあります。
様々な仕事に挑戦することができるだけでなく、社長と日々接することができる点も大きな経験と言えるでしょう。
私は過去にこのタイプの会社の長期インターンをしていました。
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