秋頃から就活中の後輩から相談を受けることが多くなりました。
彼らの中には就職活動に本気で向き合っている人もいれば、「就活」というものに対して冷めた態度でいる人もいます。
私はこの冷めた学生の態度に少し疑問を感じております。
彼らは時として、

就活はくだらない

ES・Webテストは意味がない
など口にして、自己正当化を図ろうとしているように感じるためです。
そして、おそらくこのように感じている学生は少なくないのかと思います。
そこで、社会人になって改めて就職活動をメタで捉えた時に、
本当に就活はくだらないのか?
この疑問に、この記事では踏み込んでいきます。
就活はくだらないのか?

まず、私の結論から述べると就職活動は決してくだらないものではないと思います。
社会人経験のない学生が、初めて経済のダイナミズムと接する貴重な機会となっているものが就職活動で、私はこの就職活動によって大きく成長の機会を頂くことができました。
しかし、一方で当時を振り返ると確かにくだらないと思えることも少なからずありました。
確かにくだらないこともある
就職活動中に感じたくだらない点は、就活生はとにかく選考エントリーしなければならない風潮と学生のエントリー数を増やすために躍起になる人材紹介会社、これに関してはくだらないと感じました。
当時私の周りには20社〜30社とエントリーしている学生がいて、エントリー数の多さで対策が回らず躍起になっていました笑
選考のエントリーをしてから選考対策、企業分析などを行っている時点でお察しな学生ではあるのですが、このような学生を生み出して金を稼ごうとする人材ビジネスには気持ち悪く感じたことを鮮明に覚えております。
また、就職活動時期になると登場する胡散臭い人材エージェント・匿名キャリアアドバイザーがなど本当にくだらなかったです。そして、彼らから教えを貰おうとする就活生がいた事実に悲しくなりました。
まとめると、私が就職活動時に感じたくだらなさは、就活という自分のキャリアと求人とのマッチングというシンプルな話を複雑にしようとする人材ビジネスに関してになります。
就活はくだらなくない
再び結論に戻りますが、就職活動という活動に関しては私はくだらないとは思いません。
就活の未来という記事では
・マナーの厳しさ
【就活がくだらないと感じる理由3つ】知っておきたい企業側の狙い(就活の未来)
・就活ルールの形骸化
・ありきたりな面接内容
を就活がくだらないと感じる理由という挙げておりますが、
正直、どれも学生にとっては勉強になるものだと思います。
マナーを就活で学習すれば社会人になってからスタートダッシュすることができますし、就活ルールが形骸化されたことで優秀でない学生も早期から動くことでチャンスが回ってくるようになりました。 また、ありきたりな面接内容に関しても最低限の自己分析と業界理解の確認作業だと割り切ればどれも大切な行為であると思えるはずです。
くだらないと感じる人は、自分の行動を正当化させるため、もしくは単純に面倒臭いだけなのかもしれないですね。
就活をくだらないと感じる学生の特徴

次に就活をくだらないと感じる学生の特徴について分析していきます。
下記の事例に当てはまっている方は早急に抜け出しましょう!
物事に本気を出せない無気力学生
まず、1つ目の特徴は何事にも本気を出すことができない無気力な学生です。
学生時代からおそらく目的を持たずに、ただなんとなく生活をしてきたような人間です。
このような人間がいきなり就活に本気を出すことができるわけもなく、結果を出すことができません。
この苛立ちから就活はくだらないと自分が努力をしないことを正当化しているのです。
実績のない小利口な学生
次に多いのが実績のない小利口な学生です。
この特徴の学生は頭が良く物事を多様な切り口から批判することに長けています。
そのために1点目で述べた学生よりもプライドが高いです。
ただ、彼らはプライドが高いあまりに失敗を恐れて行動や努力を始めることができずに、批判を重ねた学生時代を過ごしてきました。
彼らは意識だけ高いためにTwitterや自己啓発本をこよなく愛し、実態と駆け離れたほどウンチクを持っています。
彼には行動した経験も実績もないために就活では何もアピールすることができません。
この不満・ストレスに自己啓発本で手に入れたウンチクを合わせて、痛烈に就活を批判します。
本気で就活がくだらないと思う人へ

これまで就活がくだらないと感じる学生の特徴を記載してきました。
ここまでの内容を踏まえた上で、尚も就活がくだらないと感じる学生に以下の2つの解決策を提案します。
会社に依存しない働き方をする
ありがたいことに現在の社会では、会社に依存しない働き方をすることは容易になりました。
フリーランスという言葉も世間に受け入れられ始めていると思います。
「就活が本当にくだらないのであれば、このような自由な働き方を目指すのもありなのではないでしょうか。」
過去に紹介をしたフリーランス名鑑やクラウドワークスといった仕事のマッチングサービスは単価が比較的高いので、一度案件を受けてみるのもアリなのではないでしょうか。
いかにお金を稼ぐことが大変なことなのかを感じるはずです。
そして、いかに新卒の就活が楽なのかも分かると思います。
企業からオファーを受ける人材になる
次に目指すべき解決策は、企業から個別でオファーを受けるだけの人材になるということです。
学生時代に起業・留学・学術コンテスト優秀賞などなど、誰もが興味を抱くような実績を築くことができれば、企業から個別にオファーを受けることができるようになります。
しかし、この解決策も1つ目の方法と同様で非常に厳しい道となっています。
まとめ
この記事では就活がくだらないと感じる学生に向けて、どのような学生がくだらないと感じてしまうのか。そして、くだらない就活から離れるための解決策を2つご紹介しました。


1人でも多くの人が自分自身の大切なキャリアに向かって進めることを私は望みます。
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