ネットにある就職偏差値は本当に意味がない【気にすると就活に悪影響】

ネットにある就職偏差値は本当に意味がない【気にすると就活に悪影響】就活生向け

今回は、ネットにある就職偏差値というものについて私なりの感想を述べていきたいと思います。

「就職偏差値ってどのようなものなのか気になる」
「就職偏差値って信じてもいいの?」
「企業のランクを気にしてしまう」

 

 

このような悩みを解決するため、この記事を書きました。

この記事を書いている私は、20卒の社会人になります。私が就職活動をしている2019年の時にも就職偏差値と言われる記事はネット上にたくさんありました。これらの情報をどのように考え、就職活動に取り組んだのかをお伝えできればと思います。

 

 

結論就職偏差値に囚われた就活をするとどうなるのか?

・自分のやりたいことが見えなくなる
・企業を大学受験と同様に見栄えで選んでしまう
・納得内定ができなくなる

ネットにある就職偏差値は本当に意味がない

私はネットにある就職偏差値という指標は意味がないと就職活動の経験をもとに感じました。

就職偏差値に囚われると、

・自分のやりたいことが見えなくなる
・企業を大学受験と同様に見栄えで選んでしまう
・納得内定ができなくなる

になってしまいます。この結論に至った背景について詳しく解説していきます。

就職偏差値とは

ネットにある就職偏差値は本当に意味がない

まず、就職偏差値について解説をしていきます。

就職偏差値とは、「企業を大学の偏差値と同様にランク付けした指標」を指します。S〜Cと言ったようにアルファベットでランクを示す就職偏差値もあれば、偏差値70〜45と言ったのように定量的にランク付けしている就職偏差値もあります。

 

 

就職偏差値を算出しているのはどのような会社なのでしょうか?

人材紹介会社や素人が作成したまとめサイトが主な算出者になっております。

この記事の投稿日(2020/05/28)の時点で、「就活 偏差値」と検索して検索結果上位1〜3位までの記事は全てが人材紹介会社になっていました。これらのサイトをここで参照したいところですが、参照してしまうと彼らのサイト順位を上げてしまうので控えさせて下さい。

人材紹介会社が作った指標だから信頼できる!

Mako.Press
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人材紹介会社が作ったので、就職偏差値を信じていませんか?

私は、この就職偏差値という指標を懐疑的にみています。

なぜなら、就職という観点で企業を大学と同様に定量的に比較することなんてほぼ不可能だと思うからです。売り上げや利益率などで比較するなら別ですが、就職という学生の視点で企業を分析し算出することなんてほぼ不可能なはずです。アンケート結果ならまだ分かりますが。

 

 

なぜこのような指標が存在しているのでしょうか?

私がみた限りでは、就職偏差値を掲載しているサイトには就活エージェントへのリンクが必ずと言ってほどあります。したがって、私は彼らが学生へ信頼できる情報を提供しているのではなく、集客目的のためにこの指標を使っていると考えます。

以上が就職偏差値に対する概要と私の見解になります。

では、この指標を参考にするとどのような弊害を就職活動にもたらすのでしょうか。

私の経験をもとに述べていきます。

自分のやりたいことが見えなくなる

1つ目の弊害が、「自分のやりたいことが見えなくなる」になります。

おそらく、「就職偏差値」というワードを検索する人は自分の選考先の企業や内定先の企業が世間的にはどのように評価をされているのか気になっている学生なのだと思います。

このような学生が就職偏差値を鵜呑みにしてしまうと、本来何かしらの目的があって会社の選考を進んでいるはずなのに、その目的を見失ってしまいます。

つまり、自分のやりたいことが見えなくなってしまうのです。

私自身も就職活動中に知名度の低い会社の選考を受けている際に、不安になって就職偏差値を見てしまったことがあります。その結果、自分が行きたいと思った会社への魅力が下がっていくのを感じました。

Mako.Press
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選考中には特に就職偏差値は見てはいけません。

企業を大学受験と同様に見栄えで選んでしまう

2つ目の弊害が、「企業を大学受験と同様に見栄えで選んでしまう」ことです。

就活偏差値を信じ、この指標をもとに選考するようになると「自分のやりたいこと」を軸にした就活が「他人が決めた指標」を軸にした就活に変化してしまいます。

 

 

私は就職活動と大学受験は大きく異なるものだと思います。

大学受験は、大学に入って「やりたいことを探すこと」がゴールであり、大学内で結果を出すことは求められていません。一方で、就職活動は、会社で結果を出すことがゴールであり、所属先ではなくどれだけの結果を出せる人間なのかが社会人としての指標になります。

したがって、就職活動を他人が決めた指標で進めてしまうと、たとえ偏差値が高い企業であっても意図しなかった仕事や勤務地で働かざるおえなくなってしまいます。このような状況はその人にとって不幸せなはずです。

納得内定ができなくなる

就職偏差値がもたらす最後の弊害は、「納得内定ができなくなる」ことです。

自分で決めた就職活動の軸ではなく、他人が決めた軸で就活を行うために自分の中で腹落ちできるポイントを見つけることができなくなるためです。

自分で腹落ちできるポイントを見つけることができないと、たとえ内定を複数社から頂いても自分で選ぶことができなくなってしまいます。

これは選考する以上に苦しいことです。

選考は自分で選択肢を増やしていく作業である一方で、内定を承諾することは選択肢を減らすことであるため、選考企業を決めるよりも悩むためです。

ただでさえ悩んでしまう内定承諾を自分の軸ではなく、他人の軸で進めると取り返しが付かなくなってしまうのは言うまでもありません。

就職活動に自分の軸を持つためにできること

就職活動に自分の軸を持つためにできること

就職偏差値で他人が作った軸に踊らされないために、自分で軸を見つける必要があります。

正直、他人が決めた軸で動いた方が楽です。しかし、この記事を読んでくださるような方には納得内定を就職活動のゴールにして欲しいと思います。

自分の軸を探すために、就活生ができることとしてオススメしているのが「人生の目的」です。これは就活YouTuberのUtsuさんが推奨する自己分析の方法になります。

人生の目的を探すことは大変ですが、私はこの方法を用いて納得内定をすることができました。なので、みなさんにもこの人生の目的を探して欲しいと思います。

このサイトはアフィリエイトを一切行っていないので、安心して下さい。あなたの人生を左右させることで小遣い稼ぎなんてしたくありません。

 

 

下記の記事はUtsuさん本人が公認してくださった記事になりますので、信頼は担保されております。

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